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オーストラリアでの生活では、何よりもまず英語力が必要なのは言うまでもありません。その為に10週間までの学校での勉強が認められているのです。たしかに英語学校に通わなければならないということはありません。しかし英語力が無いために、たいした仕事にも就けず、他の国の友達もうまくできずに途中で慌てて学校へ通い出す人達が後をたたないというのが現状です。
問題点
現在来豪するワーキングホリデーの人達の9割は何かしらの形で最初に英語を勉強しています。しかしそれが帰国する際の最終的な英語力に反映されていないのも事実です。
その理由としては、質問にも挙げられています"日本人同士固まってしまう"ということに尽きるのではないかと思います。
オーストラリアの学校は、円高の現在で1ヶ月約10万円弱の費用がかかります。これだけのお金を払ってまで英語学校に通うのですから英語をものにしなければ、たしかにお金をドブに捨てたようなものです。しかも数週間でペラペラになれるなんて保証はどこにもありません。日本でも話題にのぼるように、大多数の日本人の生徒達は、授業中以外は日本人同士で一緒に行動し、一日の大半を日本語を話すことによって過ごしてしまっているのが実状です。
それでは英語学校に行くことは本当に無意味なのでしょうか?
たしかに学校では日本人の友達だけを作り、英語もそれほど上達せず、学校から何も言われないためクラスもサボりがち。卒業後はそこで知り合った日本人とシェア(共同生活)を始め、カラオケボックスに入り浸る毎日…..。それではそれだけの大金を払って学校へ行く必要はないでしょう。
しかし同じお金を払った人達の中には、一生懸命勉強に打ち込み、クラス内では活発に発言するみんなの人気者、他の国の友達を作って日本人の知らないコミュニティー(社会)を垣間見て、その結果得た英語力を多いに発揮できる仕事を獲得し、果てはビジネスビザまで取得するという成功者もいるのです。つまりは英語学校という場が日本人を堕落させているのではなく、自分に甘い、もしくははっきりした目的意識を持たない日本人生徒達がこのような現状を作り上げているといっても過言ではないのです。
上達のポイント
お金も時間ももったいないなどといわずに、1年間という先の長い生活の中で、初めのほんの数週間を英語学校に費やすことを惜しまないで下さい。
そして学校では「日本語を話さない」、「何事にも首を突っ込んで発言をする」、という強い意志を持って下さい。日本人という人種は、その性格の穏やかなことから世界中の人達から好感を持たれています。だからガリガリと机に向かって勉強するだけではなく、どんどん声をかけて一人でも多くの外国の友達を作って下さい。
これは私どもを含めみんなが口を揃えて言うことです。1対1という状況を作ることです。言葉は通じなくても、必ず気の合う仲間というものは現れるはずです。二人でいれば常に自分が話しているか、あるいは聞いているわけで、それこそ昼休みも放課後も一日中英語に触れていられるわけです。日本人とばかり一緒に行動せずに、こういう友達を作ることができた人は、1ヶ月あれば、日常英会話以上、友達と雑談する程度の英語力は、あっという間につきます。これは色々な人達の体験談でもあります。
語学学校を選ぶにあたって
学校を選ぶ条件として、大多数の人達が、会話中心の授業と日本人が少ないことをあげるようです。日本では勉強しにくい会話を勉強しに海外へ行くのだからこの要望は当然で、また、日本人とはできるだけ接したくないという気持ちもわかります。しかしここではっきりといえることは、この視点から学校を選ぶことは極めて困難であるということです。というのも授業で会話の機会を多く持てるかどうかは、そこにいる生徒の姿勢次第だからなのです。なぜなら、どの先生も、授業中生徒達に話す機会を少しでも多く持たせることに重点を置いているからです。自ら発言しないのであれば、会話能力が向上しないのは当然です。また日本人が少ないかどうかも一概には言えません。大手の雑誌に出ている各学校の紹介欄には、必ず日本人○○%と出ていると思いますが、これもまず当てにはなりません。夏休みなどのシーズンにはどうしても日本人ばかりになりがちですし、また、その学校の中ではクラスのレベルによっても日本人の多いクラスと少ないクラスで極端に違います。なおかつアジア経済の悪化後、アジア各国の生徒の数が激減し、各学校内での日本人の割合が急増したという事実もあります。
もちろんこういった現状には留学情報誌は触れたがらないので、それらの情報を鵜呑みにすると、後で痛い目にあうことになるのです。
語学学校
オーストラリアの語学学校には大きく分けて次の二つの機関があります。
ELICOS(オーストラリア政府公認語学学校)
海外からの留学生受け入れの許可を政府から受けている語学学校です。どのような目的を持ってオーストラリアに来たとしても、まず最初に通うことになると思われるのがここです。世界中からの留学生が勉強しており、この国の大学や専門学校に入ることを目的とした生徒を多く含むため、内容としてはスピーキング、リスニング、ヒヤリング、ライティングと、総合的な授業を行います。豪州全土で100校程の学校がありますが、生徒数も30人ほどの小さな学校から、400人を越える大規模校までさまざま。日本人の割合も5〜60%、費用はフルタイム週$130〜$320と学校によって大きく異なります。先生は語学教師の資格を保持していることが原則です。
英会話学校
スピーキング(会話)とリスニング(聞き取り)に重点を置いた学校です。政府の認可を受けていないので、留学生は学生ビザを取得することはできません。従って、学生ビザを保持していないワーキングホリデーや観光ビザの生徒がほとんどとなります。基本的には週2〜15時間のパートタイムのみとなり、費用はELICOSよりかなり安めの週$50〜$180といったところです。文法中心のカリキュラムを組んでいるELICOSの生徒達がここで会話能力を補うことも少なくありません。ELICOS、英会話学校ともに非常にアクティビティー豊富で、色々なイベントがあるのが特徴です。
オーストラリアにはこれらどちらかに属する語学学校がとてもたくさんあります。自分の目的に応じた金額、規模、授業スタイルを常に見極めて、学校を探す必要があり、それらをお手伝いする機関もたくさんあります。しかし先述しました通り、他の国の友達を作り日本人同士で行動しないのも、語学能力を向上させるのも、そして支払った高い学費をいかに自分への投資として後の人生へつなげていくのかも、全てはあなた自信にかかっているのです。語学能力の到達点は人それぞれ異なっていますが、学校の成績が良かった、いい大学を出た、またはたくさんのお金を費やした、などの理由から英語力に差が出ることはありません。どのようなバックグラウンドの人間にも平等に、俗に言う"ペラペラになる"チャンスがあるということを念頭に置いて前向きな努力をすれば、必ずそれが実る時が来るのも語学の面白さであると思わずにはいられません。
これらのことを強く心に持ちながら、学校探しを始めて下さい。そうして見つかった学校であれば、必ずあなたにふさわしい学校であると、私は信じて疑いはしないでしょう。
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