<<ワーキングホリデーがオーストラリアのラウンド>>
   



− Vol.3 −

ワーキングホリデー&留学のトップページへ   メールで相談コーナーへ   資料請求コーナーへ  


   オーストラリア最南端
 2月5日。ウィルソン・プロモントリー到着。ここ「ウィルソン・プロモントリー」はトレッキングで有名なところで、オーストラリア大陸の最南端。僕の目的は、もちろん「バイクでの南端制覇」ところが、てっきりバイクで南端の近くまで行けるものだとばかり思っていたのですが、車もバイクも進入禁止の案内が・・。 ということは、つまり「歩き」ってことになる。しかも最南端まで片道20km以上もあるではないか。たいていの人はテントや寝袋を持って行くようですが、いちいち用意するのがどうにも面倒くさい。トレッキングに行っても水が手に入らないので、それも用意しなければならない。この辺りは水質がかなり悪いので、近くの売店で水を購入して行くか、ストーブを持って行き水を加熱させなければ飲めないとの環境から、たまたま持っていたストーブが故障していたということもあり、迷った挙句に最南端制覇を断念。
   やはり最南端はあきらめられず!
 2月7日。最南端制覇が出来なかった事に後ろ髪を引かれるように出発し、フィリップ島へ向かう。ペンギンやコアラを見た後、このままメルボルンへ向かう・・・つもりでしたが、やはり「最南端制覇の野望」が捨てきれず、またもや「ウィルソン・プロモントリー」へ。そこで改めてパーミットを取り(トレッキングをするならパーミットを取得しなければならない)翌日、2月10日装備を整えて、いざ南端トレッキングを開始。ストーブは相変わらず故障したままだが、水は600ミリのボトルと1.5リットルのボトルを1本ずつ持ち、食料はパンとコンビーフ。(ストーブが使えないとかなりツライ)重いバックパックを背負い山道を歩きつづける。汗ダラダラ状態でようやくキャンプ予定地に到着。南端はここから更に3キロ先。キャンプ予定地を確認しながらそのまま進む。この最後の3キロは登山道というよりケモノ道に近い。道に迷ったら2度と生きて戻って来れないんじゃあないかと思える道でした。道を確認しながら約1時間ほど歩きつづけ、とうとう最南端に到着。
 最南端制覇の野望を達成した余韻に浸りながらも、この時、ひどく疲れている体に少々異変が生じてきたような気配を感じていました。キャンプ地に戻り、持ってきていたパンを食べようとしましたが、達成感からの気の緩みか極度の疲労感に陥り、全く食欲が出ず、パンが喉を通ってくれない。翌日も来た道を戻るため歩かなければならず、少しでも食べておこうと無理に口に入れて水で流し込み、そのまま寝に入りました。が、今度は全く眠れない。 結局そのまま朝を迎え、このままだと「マジで死ぬかもしれない」と思い、朝早くに出発。大好きなコーラを一気に飲み干している自分を思い浮かべながら、疲れきっている体に鞭を打つように、ひたすら歩きつづける。最後の坂道を登りきり、「後は降るだけだ」と思った瞬間体に異変が・・・。手足がシビれだし、頭がボーっとしはじめ、視界に何かがちらつき始めサンドストームのようになってきた。「ヤバイ。とりあえず体を休めなければ……」。しばらく休んでいるとサンドストームは消えたものの、手足のシビレはまだおさまらない。ここにいつまでいても仕方がないので、また歩き始めようとしたとき、今度は右足が動かなくなってしまった。よく「足が棒になる」と言いますが、まさにその状態。全く動いてくれない。この時は本気で助けを呼ぼうと思いました。でもこういう時に限って回りには誰も居ない。これで左足まで動かなくなってしまったらもう絶対OUT。なんとか少しずつでも進もうと思い、少し歩いては休憩の繰り返しで、どうにかこうにかやっとの思いで売店までたどり着きました。この時は少々大げさですが、ホント「生きて帰ってこられた」と思いました。言うまでもありませんが、この時飲んだコーラの味は一生忘れないと思います。
   メルボルン、そしてタスマニアへ
 2月12日。ウィルソン・プロモントリーを後に、メルボルンへ向けて出発。その日のうちにメルボルンに到着。いやぁ〜でかい街ですねメルボルンは。今まで人の少ないところばかりを走ってきた僕には、その人の多さに、なじめないと言うのが第一印象に残っています。しかもメルボルンの街中は、あちこちにトラムが走り回っていて、バイクでは非常に走りづらい。 場所によっては車もバイクも右折するときは2段階右折をしなければならず、もう面倒なのでメルボルン観光は「歩き」。5日間メルボルン市街をブラブラした後、2月17日、フェリーに乗ってタスマニアへ。このフェリー夕食がビュッフェ形式。好きなものを好きな量食べられるので、ここぞとばかりに食いまくりました。このフェリーが最高に思えたのはちょっと単純でしょうか・・・。翌日タスマニアのデボンポートに到着。寒い。まだ2月なのに風が冷たい。デボンポートから西側へ走り、「クレイトルマウンテン」へ。遠くから眺めたクレイトルマウンテンがすごくキレイで、山が好きな人にはたまらない風景だと思います。あれは必見です。そこから今度は南下して行き「レイク・セントクレア」へ。この湖がまたハンパじゃなくキレイでした。特に夕方のセントクレアは息が止まりそうなほど(ちょっと大げさ)見入ってしまう風景でした。そのあまりにも素晴らしい風景に魅せられて、なんの意味も無く2泊。ここは絶対にオススメです。そして更に南下して、「ルーン・リバー」へ。ここのYH(ユースホステル)のオーナーが案内する「土ボタル」ツアーは、オーストラリアのラウンダーの間では有名でした。当然僕も参加しました。
 このツアー、かなりすごいです。洞窟の中に入っていくのですが、かなり危険な場所を歩きます。落ちたら、まず助からないであろう岩の割れ目があったり、ホフク前進をしなければ進めない場所があったりで、気分はもう探検隊。そして自分の手さえ見えない闇の中に、ポツポツと光る土ボタルは、まるでプラネタリウムの中にいるようでした。ココは本当に良かった。ルーン・リバーから東へ走り、ホバート、ポートアーサーを回り北上。そして「ロス」の街へ。ここは、アニメ映画の「魔女の宅急便」の中に出てきたパン屋さんがあるところ。そのパン屋さんに行くと、キキの人形や日本人ラウンダーのビジターズブックが置いてあり、宮崎アニメが好きなら行ってみるのも楽しいかもしれません。更に北上して今度は「ウィンナリー」という街へ。ココにはYHがありますが、ただの牧場。でも牛の乳絞りをさせてもらえたり、牛乳はただで飲めます。ココもなかなか面白かった。そして西に向かって走り、デボンポートへ。3月6日、タスマニア1周を達成。約20日間の旅でした。僕が思うに、タスマニアは、山や緑の大自然が好きな人にはたまらない所でしょう。オーストラリアにあってオーストラリアではない場所と言う感じでした。 そして、3月9日またフェリーに乗って本土の大陸へ。
− ワーキングホリデーがオーストラリアのラウンド −

          
(C)2003 Go for it co.,ltd. JOINET division All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事、写真、図表データ等は、当社の承諾なしに転載は出来ません。