<<ワーキングホリデーがオーストラリアのラウンド>>
   



− Vol.5 −

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   ケアンズと七夕ケープ!
 ブルームは僕の中ではお気に入りの街の1つ。ここは、まさに南国。昼間はかなり暑いので昼間からビールを飲んでボーッとして、夕方は、海に行ってまたビールを飲んでボーッとしている、そんな日々でした。あの町はかなり腐れます。うーん、もう一度行きたい。しばらくビール漬けの毎日を過ごし、6月10日、ブルーム出発、バングル・バングルへ。バイクで行きましたが・・・なんかイマイチ。ココは飛行機やヘリで、上空から見たほうが良いでしょう。その後、カナナラを過ぎ6月15日、NT(ノーザン・テリトリー)に突入。6月16日、北と南の分岐点、キャサリン到着。この時、僕はNTを見て回るか、NTを飛ばして、QLD(クイーンズランド州)のケアンズへ行くかで迷ってました。なぜケアンズかというと・・・。
 オーストラリアを走るライダーにとって(別にライダーだけというわけではありませんが)この間には2つのイベントがあります。1つは「正月エアーズ」。これは、「正月をエアーズロックで迎えよう」というもの。もう1つは「七夕ケープ」。これは、「7月7日をオーストラリア最北端で過ごそう」というものです。最北端は、ケアンズから約1000キロ北にある「ケープヨーク」。ケープヨークの名前は、日本でもオフロード好きな人なら聞いた事があるかもしれません。つまりダート。最北端への道のりは100%のダートロード。しかも、かなりキツイらしい。僕もそんなところに一人で行く気はない。でも毎年、この「七夕ケープ」を目指して多数のライダーが集まってくる、というので、僕も行ってみようかな、と思っていました。キャサリンに着いたのは6月16日。まだ時間はあるものの、バイクの整備をしなければならないのでなるべく早くケアンズに着きたい。結局、NTは七夕ケープが終わった後回るとしてケアンズへ向けてその日のうちにキャサリンを出発。 スチュアート・ハイウェイを南下し、デイリーウォーターズという町から東へ。ダートを走り抜け、最短距離でケアンズへ。6月21日、ケアンズ到着。有名なわりにはそれほど大きくない街でした。この街もブルームの様にビールを飲んでボーッとするには良い街でしょう。
 ケアンズでの宿泊先は、オーストラリアライダー四大バッパーの1つ、「シックスティーズ」ここはバッパーというよりもフラット(アパート)に近い。日本人が「大家」になり、そこにみんなで泊まるという感じ。到着した日からそこに泊まりこみ、七夕ケープに向けて、ひたすらバイクの整備の毎日でした。日がたつにつれて、ライダーがオーストラリア各地から集まり始め、七夕ケープ出発当日になると、ライダー10人、車1台(7人乗車)の大所帯。そして、7月5日、最北端ケープヨークに向け出発。ダートも、最初はイージーでしたが、最北端に近づくにつれてどんどんひどくなる。川越え、深砂、コルゲーション(道が洗濯板のようになっている。ここを走るとバイクのネジがよく飛ぶ)。時には道の真ん中に深い割れ目があったりする。すごい所でした。当然トラブル続出。 一人は、転倒でケガ。一人はバイクが原因不明のエンスト。こんなとこに一人で来なくて良かった。どうにか7月7日に最北端到着。この時点で疲れは限界に近い状態。でもケアンズまで帰らなきゃならない。ケアンズまで残り1000キロ。帰りはマジで辛かった。疲れで思考力が低下し、もう真っ白。今思えば、よく無事で帰ってこれたな・・・。みんなバイクをボロボロにしながら、7月11日にケアンズ到着。6日間の旅でしたが、非常に長く感じました。とにかくつらかった。生きて帰って来れてホント良かった。でも、確かにダートは辛かったけど楽しかった。
 ラウンド中はほとんど一人。人と話す時があまりありません。言葉を使う時は買い物をする時と、ガソリンを入れる時と、キャラバンパークに泊まる時だけ、なんて日もあります。それがこんなに大勢の人数と、6日間だけだったけど、行動を共にしたというのはラウンド中、この時が最初で最後。良い思い出になりました。 ケアンズに戻ってからは、ブルームにいた時と同じ様にみんなでビール漬けになって毎日騒いでました。いや〜ホント楽しかった。そんな生活だったのでケアンズで行く所といえば、スーパーか酒屋ぐらい。ケアンズの街の様子とかよく覚えていない。困ったもんだ。それに、一度そんな生活になるとなかなかそれから抜け出せない。七夕ケープが終わったらすぐ出発するつもりが、1週間たち、2週間たち、気づけばもう1ヶ月。さすがにヤバイと思い、イヤイヤながらラウンド再開。みんなに見送られ、8月10日、ケアンズ出発。次なる目的地はオーストラリアのヘソ、エアーズロック。
   エアーズロック!
 ケアンズからまた南へ向かって走り、あちこち寄り道しながらアリススプリングスへ。あ、そうそう、すっかり書き忘れていましたが、オーストラリアの内陸に行くと「ロード・トレイン」が見られます。これは、でかいコンテナを3つも4つもつけた全長30メートルから40メートルくらいの長距離トラック。この迫力は半端じゃない!まさに「走る鉄の塊」。風圧がすごいので、前から走ってくれば左側ギリギリまで避け、後ろからくれば逃げ道を探す。前から来てすれ違うならともかく、バックミラーにロード・トレインが写るのはホントにイヤなもんです。僕は、燃費のことを考えて80キロから90キロくらいで走っていましたが、ロード・トレインは130キロから140キロくらいで走ってくるので、バックミラーの中でどんどんでかくなってくるんです。あれは、結構恐ろしいものがあります。このロード・トレインもオーストラリア名物の一つでしょう。
 さて、アリススプリングスに到着したのは8月18日。エアーズロックで有名なわりには、以外に小さな街でした。でも必要なものは揃っているし(バイク屋もあるし)街全体の造りはなかなかシンプルなので僕はこの街かなり気に入ってます!ただ、この辺は砂漠気候なので昼と夜の温度差が激しく、昼は暑いくらいなのに、夜になると寒くて寝られない。この時期にアリススプリングスに行く人は気をつけた方がいいです。アリススプリングスには1週間ほど滞在し、あちこち観光しました。アリスを出発してキングスキャニオンを回り、8月29日、エアーズロックに到着。エアーズロック、最高でした。赤い大地の向こうに見えるエアーズロックを見たときはホント感動しました。僕が思い描いていたオーストラリアの姿がそこにありました。夕方になると赤い大地が一層赤く染まり、ホントに素晴らしかった。夕日に照らされた赤い大地、夕日に照らされたエアーズロック。回り一面が「赤一色!」。この風景を見たとき、オーストラリアへ来て本当に良かった初めて思いました。あの大自然がかもし出す色彩はとにかく素晴らしいです。アボリジニの聖地と言うのもうなずけます。マウント・オルガも良かった。夕日に照らされたマウント・オルガも絶品!それに、エアーズロックよりも大きさが感じられて、個人的にはマウント・オルガの方が好きです。3日滞在しあちこち見て回りながら、9月8日カカドゥへ出発。
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